令和6年 顔新年俳句大会
令和6年1月28日(日)
於:レンブラントホテル海老名
主宰句
*冬芽とふ明日あるものを眩しめり(川村智香子)
名誉主宰句
*早梅に触るるや鈴の鳴るような(瀬戸美代子)
当日句会から
*備長炭叩けば山の木霊かな(田畑ヒロ子)
*素のままの己でよけれ冬木立つ(長田美恵子)
*冬晴れやそっくり能登に送りたし(白水溟舟)
*終電を降り寒風へ乗り換える(飯塚喜久雄)
*余生とはかかる静けさ冬さくら(𠮷川美智子)
*歩まねば止まる歳月冬木の芽(中根登美子)
*凍星を連れて一駅歩きたり(清水勝子)
〈顔〉第52回全国大会
令和5年6月18日(日)
於:ナビオス横浜(みなとみらい)
応募句から
*会はぬ間に会へなくなりぬ鳥雲に(清水勝子)
*薫風を抜け来し鐘の音青し(田畑ヒロ子)
*大らかな春を呼びこむ鍬の先(中根登美子)
*山の譜の一音となり滴れり(黒田緑)
*亀鳴くや言ってはならぬこともあり(白水溟舟)
*あがいても釈迦の掌の中あたたかし(安藤靖)
*風船や気軽に生きよと風が云う(岩城庸子)
*晩学に奥の手の欲し青葉風(村上友美)
*木洩れ日をグラスに受けし夏料理(飯塚喜久雄)
*いつからか子は諭す側亀鳴けり(川杉三千子)
春の吟行会
令和6年3月27日(水)
吟行地:舞岡ふるさと村 & 舞岡公園
句会場:舞岡ふるさと村「虹の家」研修室A
主宰句
*白蓮の老いたり卒塔婆小町かな(川村智香子)
名誉主宰句
*先づ一歩小流れに春拾ひたり(瀬戸美代子)
高点句
*水音に下枝(しづえ)あづけて雪柳(菅沼とき子)
*せせらぎに動かぬ水車待つ桜(田辺かつら)
*はくれんの錆色マグダラのマリア(筒井尚子)
*発心の弾みなりけり初音聴く(長田美恵子)
*せせらぎになだるるように雪柳(木村邦子)
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秋の吟行会
令和5年10月30日(月)
吟行地:横須賀市浦賀 叶神社、渡船とその周辺
句会場:浦賀コミュニティーセンター分館
主宰句
*松蔭も象山も見し水澄む湾(川村智香子)
名誉主宰句
*秋晴れの呂と律と風渡船の譜(瀬戸美代子)
高点句
*秋うらら叶ふが急かす両参り(菅沼とき子)
*裏路地に井戸の昔や小鳥来る(黒田緑)
*秋風や三分間の渡し舟(白水溟舟)
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顔俳句会 〒249-0001 神奈川県逗子市久木8-19-47
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